特選・歌カラベスト3 女の駅/乱れ花/儚な川

大月みやこ 特選・歌カラベスト3 女の駅/乱れ花/儚な川歌詞
1.女の駅

作詞:石本美由起
作曲:桜田誠一

もいちど抱いてね あなた 雪が泣く
おんなの未練ね あなた 口紅(べに)が泣く
朝がせつない いで湯の駅は
ついて ついて ついて行けない
汽車が別れを つれてくる

ひと夜の花火ね あなた それは恋
添えない命ね あなた それも恋
寒さに忘れる 情けの宿は
燃えて 燃えて 燃えて死にたい
想いひとつに すがりつく

はかない運命(さだめ)ね あなた 髪が泣く
夜明けが憎いね あなた 夢が泣く
心かなしい おんなの駅は
追って 追って 追って行きたい
汽車がふたりを 引き離す


2.乱れ花

作詞:松本礼児
作曲:幸耕平

額(ひたい)の髪を 掻(かき)あげながら
鏡にむかえば 泣けてくる
愛する気持ちとおなじだけ
ニクい気持ちがつのります
乱れて咲いても花は花
生命に限りはあるけれど
好きだから あなたひとりが好きだから
せめてこころだけでも 置いていってね

ダメでもいいわ 叶わなくても
望みはしないわ これ以上
私はいいのよこのままで
バカを承知で惚れたから
乱れて咲いても花は花
あなたの気のむくままでいい
好きだから あなたひとりが好きだから
泣いてみるわ今夜も 涙かれるまで

煙草のけむり 目で追いながら
ため息ばかりを くり返す
冷たい躰を重ねても
いつか別れが待っている
乱れて咲いても花は花
私の心が見えますか
好きだから あなたひとりが好きだから
どうぞ忘れないでね
離れていても


3.儚な川

作詞:星野哲郎
作曲:櫻田誠一

聞かせて下さい もういちど
おまえが好きと もういちど
雪に偲(しの)んで 枕をぬらす
赤く燃えても ひと夜の炎
朝に消えゆく 儚(はか)な川

飲ませて下さい 私にも
涙を砕く 火の酒を
雪が結んだ さだめの絆
細い小指の 女のことを
思い出してね ときどきは

泣かせて下さい しみじみと
心を告げる 別れ橋
傘につもった 名残りの雪の
白い重みは あなたの情け
明日は流れて 儚(はか)な川